ネットワークエンジニア
松ケ谷 昌功
AKINORI MATSUGAYA
2012年入社
Q.どうして家電量販店の店員の仕事を選んだのか教えてください
卒業時は、ひどい就職氷河期で、学校にも求人が1件しかありませんでした。
それも明らかにブラックに違いないと思われる企業の求人でした。
まずはフリーターになってエンジニアを目指すという選択肢もあったのですが、正社員としての就職をのぞむ両親から猛反対され、ちょうど家電販売の仕事をしていた父親から「家電販売で一人前になったら、好きなようにしてよい」と言われました。仕方なく、ある家電量販店に自分から「求人をもらえないか?」と人事に掛け合ったところ、採用が決定。本意ではありませんでしたが、家電量販店の店員になることになりました。
Q.前職からエンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください。
小学4年生の時に、アマチュア無線のクラブに入部したら、
そこで出会ったボランティアの方々が優秀なエンジニアばかりでした。
アマチュア無線の免許の学習も、そのボランティアの方々に指導していただきました。
無事に免許を取得するとパソコン一式が送られてきたので、考える間もなくプログラミングや、当時のBBSの構築・運用などを趣味で行うことに。初めは分からないことばかりで、やらされている感じが強かったのですが、ボランティアの方に毎日教えてもらっているうちに徐々に楽しくなってきました。その楽しさから自分も「将来は、そのボランティアの方のようなエンジニアになりたい」と思ったのがきっかけです。
残念ながら、新卒でその道へ進むチャンスは逃しましたが、親との約束どおり、入社1年目に会社の新人賞をとったり、社長にも認められる存在になれたということで前職を退職。改めてエンジニアを目指すことができました。
Q.新しいチャレンジに対する不安はありませんでしたか?
不安はありませんでした。
不安よりも、もともとやりたかったエンジニアという職にチャレンジできるというワクワク感のほうが強かったからです。
Q.一人前になるまでの心境/努力/苦難/喜びを教えてください。
はじめは先輩方が話している内容も理解することができず、苦しい日々でした。
OJTではあったものの、当時の現場は非常に多忙で後輩に何かを教えるという風潮もなく、これはまずいと思いました。
そこで、実際に使われているネットワーク機器を自腹で数十万円かけて自宅に揃え、ひたすら独学する日々を過ごしました。
自習に利用していたテキストがCCIEのものだったのが功を奏し、1年ほど経った時には、話している内容の理解だけではなく、先輩方より詳しい部分もわかるようになってきました。
しかし、ネットワークエンジニアという仕事は、下のフェーズのレベルから運用、構築、設計、提案とあるのですが、当時はそれを知らずに提案のフェーズの仕事を選んでしまいました。
そこで、経験を積むために、まずは運用の仕事、それから構築の仕事をして、設計・提案へーと仕事のレベルをあげられるように、会社を移り変わりながらスキルを磨いていきました。その甲斐あって、今ではすべてのフェーズを出来るようになり、仕事も楽しくなりました。
Q.現在の仕事内容を教えてください。
世界規模に展開している企業を複数掛け持ちし、グローバルネットワークの提案から設計・構築まで行っています。
自分で提案した内容が世界規模で展開されているのが楽しいですし、新しい技術にどんどん触れられることも楽しいです。
世界中のエンジニアと直接意見交換できるのも、とてもよい経験になっています。
Q.これから目指して行きたいエンジニア像を教えてください。
ネットワークに限らず、サーバやクラウド、プログラミングなど、全てに精通するエンジニアになっていきたいです。
Q.ヒューマネテックで働く魅力を教えてください。
スキルの高いエンジニアが多数所属しており、そんな方々とカジュアルに意見交換ができるところが魅力です。