【中級〜上級者向け】Alteryx Designer Advancedを取得するまでの道のり
ヒューマネテック データ資格取得への道

【中級〜上級者向け】Alteryx Designer Advancedを取得するまでの道のり

Alteryx(アルタリスク)とは、分析ツールの一つで、Excelなどの手作業で行っていた作業を効率化する時などに便利なツールです。

またプログラミングなどの高度な知識を必要とせず、ノンプログラミングで分析することができるのも特徴の一つですね。

例えばExcelで日々のデータ入力に何時間もかけていた作業を、Alteryxを活用すると数十分で完了することができます。

日々の業務効率化ツールとしても活用することができる優れたツールです。

Alteryx Designer Advanced試験について

Alteryxの認定資格は現在下記の4つあります。

  • Alteryx Designer Core
  • Alteryx Designer Advanced
  • Alteryx Designer Expert
  • Alteryx Partner Certification

初心者向け、中級者向け、上級者向け、パートナー向けに分かれています。

今回はAlteryxの中級者〜上級者向けである資格、Alteryx Designer Advancedに関して書いていきます。

Alteryx Designer Advancedとは

この資格はCoreの上位資格となっています。

CoreがDesignerの基本的な知識や機能を問われる問題ですが、Advancedに関しては違います。

普段からDesignerを使用している、かつすでに使いこなせている人が対象といえるでしょう。

例えばツールパレット系の問題などが新たに範囲となります。

また前提条件として、Coreの資格を持っていないとAdvancedの資格を受けることはできません。

そのため、まだCoreの資格を有していない人はまず資格取得してから受験しましょう。

試験について

■料金形態

資格試験料金は下記です。

  • 資格試験料:無料

Coreと同様Alteryx Designer Advancedの試験も無料で受けられます!

CoreとAdvanced両方とも無料で受けられるのは、数ある資格でも珍しいのではないでしょうか?

無料なので、自分の実力を客観的に知るためにも力試しで受けるのはアリですね。

■合格のボーダーライン

Advancedのボーダーラインは下記になります。

  • 正答率80%

これはCoreと同様の基準です。

しかしAdvancedの方がDesigner経験者用の資格試験となっているためハードルはより高くなります。

また前提としてCoreの資格を有していることが条件になるので、相対的に難しくなってきますね。

■有効期限について

こちらもCoreと同様になりますが、有効期限は下記です。

  • 資格取得日から2年間

ただし上位資格が最終資格取得日となります。

例えばCoreを取得したのが2022年3月で、その上のAdvancedを取得したのが2022年6月だった場合、Coreの資格有効期限も伸びて2024年6月までが資格の有効期限になるのです。

資格の失効日になる前に再度合格すれば同様に2年伸びるので、保持しときたい方は失効日前に受験するようにしましょう。

CoreとAdvancedを持っている場合、Advancedだけ合格すればCoreの有効期限も伸びるので二つ受ける必要はないですね。

有効期限があるということはその分Alteryxのツールも進化するということなので、資格取得しても日々の勉強は欠かせません!

■Advancedの難易度はどれくらい?

難易度に関してですが、Alteryx公式が発表などを行なっているわけではありません。

そのため個人的な主観となりますが、AlteryxDesignerを業務で使用してから半年から1年くらいが目処かなと思います。

というのもワークフローの構築が必要となり、さらにそこの配点が高いのである程度の経験がないと厳しいです。

■試験時間と問題数について

試験時間と問題数に関する内容は下記です。

  • 試験時間:2時間
  • 問題数:40問

試験時間に関してはCoreと同様です。

しかし問題数はCoreが80問だったのに対し、Advancedは40問となります。

一見問題数が少なくなって時間的に余裕がありそうな印象はありますが、そんなことはないです。

問題数が少なくなった分、1問に対する質が変わってきます。

実際にワークフローを組み立てていかなければ解けない問題が追加されているので、費やす時間がCoreの時とは比較ならないかなと思います。

そのため時間のあるうちに、実践問題を解いてから残りの問題を解いていく流れがおすすめです。

↓Coreについてはこちら↓

■試験形式について

試験形式は下記です。

  • オンライン形式

こちらもCoreと同様です。

オンライン形式なので自宅でも受験できるのは非常にありがたいですね。

■試験の回数制限

Alteryx資格試験の回数制限はありません。

ただし不合格となった場合、一定の期間を空けなければいけません。

一定の期間は下記になります。

  • 不合格となってから7日間

半年間受けられないなどはなく、何度受験してもこの期間は変わりないところがいいですね。

なので7日経過すれば何度でもチャレンジすることができます。

しかも無料で受験できるというのも魅力の一つです!

■試験内容について

◇試験問題の出題傾向

試験内容としてはAlteryx Designerを高度に使用できているかがキーポイントとなってきます。

Coreと異なりツールパレットの機能やワークフロー構築などが追加されています。

Coreで対象だったのに追加して、下記項目が対象です。

  • レポーティングツールパレット(マップ凡例ビルダー、レイアウトなど)
  • パース(正規表現、日付など)
  • インターフェース(リストボックス、コントロールパラメーターなど)
  • 空間(ポイント作成、空間マッチなど)
  • デベロッパー(動的入力、動的リネーム)
  • ワークフロー構築(実践的問題)

業務で頻繁に使用するわけではないですが、動的リネームやパースなどは使うことも多いです。

Advancedの試験で概要を把握するだけでも、業務に活かせるのでこの試験範囲は妥当な範囲かなと思います。

■設問形式について

設問形式はCoreと同様に選択式となっています。

Advancedは40問しかありませんが、Coreよりも時間がかかる印象です。

やはり1問に対する配点が大きいのと、それに伴って難易度が上がっているのでしっかり対策していきましょう。

■試験言語について

ここがCoreと最大の違いになると思います。

試験問題は全て英語になります。

英語が苦手な人でもAlteryxを普段使用している方なら専門用語に慣れていると思います。

またAlteryxは英語モードにすることもできるので、そこで慣れるという手もあります。

それでも英語が難しいという方は、Google翻訳などの翻訳機能を活用しながら試験を進めるというのもいいと思います。

私もその手法で試験を受けたのでおすすめです。

Googleの翻訳は優秀なので多少おかしな日本語があっても、Alteryxに慣れていればある程度補完できるので問題ないです。

試験を受ける前の準備

試験はオンラインなので基本的に自宅などで受けると思います。

試験中にトラブルが起きそうなことは事前に準備しましょう。

例えばトイレを済ましておくことや飲み物を用意しておくなどのことです。

試験時間が2時間と長いので、それに対応できる準備がいいと思います。

また試験を受ける前に、Google翻訳を用意しておいた方がいいと思います。

Advancedは全問英語なので英語に自信がある人は問題ないですが、得意じゃない人は準備した方がいいですね。

Adavancedに合格してからの変化とは?

Advancedに合格してからの変化はさまざまなものがありましたが、一番大きなものとしてはAlteryx要員を育成する業務に従事できたことですね。

これまでインフラ系のエンジニアとして業務していましたが、分析やDXも面白そうだと思い、思い切ってAlteryxにチャレンジしました。

資格を有しているので育成や初期段階では有利に働いたのかなと思います。

AlteryxなどのDX系などにチャレンジしたい方はぜひ資格取得目指してみてください。

Alteryx Designer Advanced試験対策に役立つおすすめコンテンツと勉強法

Alteryx Designer Advanced試験合格するにあたって、使用したコンテンツやそれらを活用した勉強法を紹介します。

おすすめの勉強法

基本的に使用するコンテンツはCoreと特に差はないです。

おすすめの勉強法は下記になります。

  • インタレクティブレッスンを観る
  • 30日間の無料トライアルで実際にAlteryx Designerを使用する
  • ウィークリーチャレンジにチャレンジする

Coreの時と同様ですがこの勉強法を繰り返し、Advancedの試験に合格することができました。

■インタレクティブレッスンを観る

Coreの時も使用しましたが、さらに深く突っ込んで勉強する必要があります。

具体的には正規表現を使用する部分やパースツールを使用する動画を見ながら、実際にワークフローを動かしてみるやり方がおすすめです。

■30日間の無料トライアルで実際にAlteryx Designerを使用する

実際にツールを使用しないと間違いなく突破できない試験になっているので無料トライアルは使いましょう。

インタラクティブレッスンでAdvancedの試験範囲である空間関数やパースなどを勉強しながらやっていきます。

こちらも同時進行で勉強していくのがおすすめです。

■ウィークリーチャレンジにチャレンジする

ウィークリーチャレンジに関しては、ぜひ中級、上級をメインにして解いていきましょう。

初級レベルは完璧にできるようにする必要があります。

他にもインターフェースの項目や空間の項目はAdvancedの範囲となっているので、解いていきましょう。

最初は難しく感じますが、他の人の解き方を参考にしながらこのツールを使用すれば想定した結果になると想像しながら取り組むと理解しやすいです。

おすすめコンテンツの紹介

インタラクティブレッスン

https://community.alteryx.com/t5/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%B3-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/tkb-p/interactive-lessons-ja

Alteryx

Coreの範囲の基礎的なものもありますが、さらに踏み込んだパースなどの動画もあるのでおすすめです。

Alteryx Designer無料トライアル

https://www.alteryx.com/ja/designer-trial/free-trial-alteryx

Alteryx

新規ユーザーは30日間無料です。

ウィークリーチャレンジ

https://community.alteryx.com/t5/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/bd-p/weeklychallenge-ja

Alteryx

初級ではなく、中級や上級、インターフェースの問題を解いていくのがおすすめです。

Alteryx Designer Advanced試験を通じて感じたこと

AdvancedはCoreとは比較にならないほど難しいと感じました。

やはり全問英語というのもあるのですが、それ以上に問題のレベルがより実践的だなと思います。

そのため業務経験がある人は有利です。

ただ私自身Alteryxの業務経験なしにAdvancedに合格したので、上記で述べた対策をしっかり行えば合格が近づくと思います。

まとめ

Advancedを取得すると自信になります。

Alteryxの上位資格を有しているという点では業務を行う上でも、安心感にもつながります。

ぜひこの記事を参考にしてチャレンジしてみてください。