【Tableau認定資格試験】難易度や試験対策、ハプニングなど含めた話
TableauはBIツールの中のひとつで、ビジュアルで簡単にデータ分析ができるツールです。
ドラッグ&ドロップで簡単に分析ができるので、エンジニアだけではなく営業やマーケターなども使用できます。
スキルを必要とせず直感的に分析することができるBIツールとなっています。
Tableau試験について
Tableauの認定資格は現在下記の5つあります。
- Tableau Desktop Specialist
- Tableau Certified Data Analyst
- Tableau Server Certified Associate
- Tableau Certified Associate Consultant
- Tableau Certified Associate Architect
基本的スキル向け、データ分析向け、サーバー向けなどに分かれています。
今回はTableauの基本的スキルを図るTableau Desktop Specialistについて記載していきます。
Tableau Desktop Specialistとは
Tableauにおける基本的なスキルセットを客観的に知る上で資格は重要となります。
その上でTableau Desktop Specialistに関しては、Tableauを使い始めて3ヶ月程度の方向けなので、初学者向けと言えるでしょう。
受けるにあたって必要な条件などなく、自分のスキルがどれくらいなのか把握したい。
また会社から取った方がいいなど言われている方が本資格のメイン層ですね。
まさにTableauを使ってはじめて仕事するなどの方にはうってつけの資格と言えます!
試験について
■料金形態
資格試験料金は下記です。
- 資格試験料:100ドル
- 試験スケジュール料:25ドル
私が当時受けた時の支払った金額は約11,000円程度でした。
その時期のレートによりますが、そこまで差異はないかなと思います。
会社などで受ける人は、資格補助など活用していけば自己負担も減るかなと思います!
■選択可能言語の種類
本試験を受けるにあたっての選択可能言語は下記の3つです。
- 英語
- 日本語
- 中国語
私は日本語を選択して受けました。
ここで注意してもらいたいのが、テスト問題の日本語ニュアンスが若干違ったりするので、そこはあらかじめ用心した方がいいポイントです。
イメージとしては英語の長文をGoogleで日本語に翻訳した形です。
ただ問題内容やTableauの基礎内容をしっかり把握していれば解けるので、やはりテストに向けての勉強がモノを言うのかなと思いました。
基礎的な問題なので、しっかり落とし込めていれば対応できるレベルです。
■試験時間
試験時間に関する内容は下記です。
- 試験時間:60分
- 受験受付:試験開始30分前
ただこれは試験時間が60分なだけであって、実際は1時間半〜2時間くらいかかります。
というのも試験が始まる前に、ネットワークの環境テストや周囲の環境(カンニングしてないか)、本人確認などをオンラインでされます。
試験開始前のこれが意外と疲れるので、事前に頭の片隅で意識しておくと対応できると思います。
■試験監督について
試験監督が話す言語は英語一択です。
どこの国の人かまでは分かりませんが(顔は見えないため)女性、男性それぞれいます。
試験監督の特徴は、それぞれ違いました。
基本的な進行の仕方は一緒でしたが、環境チェックを何回も確認してくる人や、一回でOKと言ってくる人などそれぞれです。
- 英会話レベルについて
環境チェックにあたって、試験監督との英会話レベルはTOEIC600くらいある人なら問題ないと思います。
しかし私はTOEIC600もないので苦戦するかなと思いましたがそんなことはないです。
というのも英語を話せない人の受験者は数多くいるからです。
試験監督もその点は理解してくれますので、英語話せなくても、聞き取れなくてもGoogle翻訳を活用してくれます。
なので無理に話そうとしなくても、試験監督側が対応してくれますので海外旅行行ったことないという方も、臆することはないです。
■試験の回数制限
Tableau資格試験は実は試験の回数制限があります。
- 初受験不合格な場合、24時間経過しなければ2回目受験できない
- 2回目不合格な場合、14日間経過しなければ3回目受験できない
- 3回目不合格な場合、6ヶ月経過しなければ4回目受験できない
このような試験の回数制限があるので注意してください。
会社からこの期間にまで資格取得をと言われている方などは試験を失敗した場合を想定して、逆算していきましょう。
■試験問題の出題傾向
試験内容としてはTableauにおける基本的な内容をいかに網羅しているかがキーポイントとなります。
下記4項目が対象です。
- データ接続とデータ準備
- データの探索と分析
- インサイトの共有
- Tableau の概念の理解
すべて基本的な内容ですが、個人的にはインサイトの共有の得点結果が低かったです。
インサイトの共有に出てくる問題で、ダッシュボードでワークシートを作成した後に変更を加える問題が多かったからです。
なので実際にサンプルデータなどを使って、作成したワークシートを加工するなど自分なりに考えて養う必要があるなと思いました。
■設問形式について
知識問題と実務問題の2パターンがあり、試験問題はランダムに出されます。
記述形式はなく、択一と複数回答のパターンです。
時間制限が60分なので、先に解ける問題から解いて余力を残しておいた方がいいなと思います。
そのため知識系の問題を先に解いて、実務問題はチェックマークをつけて後回しにした方が効率的です!
勉強法
勉強法に関してですが、知識、暗記系とTableauPublicなどでワークシートを作成していくものを中心にやりました。
というのもTableauの知識系の問題が7〜8割くらいで実務系が2割くらいの割合だったからです。
試験を受ける前の準備
■Wifi速度チェックについて
Wifiの速度チェックの規定の数値まではわからないですが、Latencyが赤色はスケジュール変更した方がいいと提案されます。
赤:試験中PCが固まるなどする可能性あり
この数値が高ければ高いほど試験中にPCが固まったりします。
Latency:180とかになると赤色になって固まりやすいので、せめて100前後にご自分のWifi環境を整えましょう。
速度チェックは試験前に実施できるので事前に行った方がいいです。
私は一度スマホのテザリングで受けたことがあり、その際Wifi速度チェックが赤色になったことがあります。
その時は試験を諦め、別日で設定することにしました。 しかしせっかく試験のために日程を調整したので、テザリングで受けるのは避けた方がいいです!
■身分証について
身分証提示する際の証明書は下記のものになります。
- 海外旅行パスポート
- 運転免許証
- ビザカード
ネットだと運転免許証でも大丈夫などと書いてありますが、運転免許証の記載言語は日本語です。
日本語を話せる試験監督に当たったことはないので正確には分かりませんが、不安であればパスポートがいいと思います。
すでに持っている人はいいですが、私はパスポートを発行したので約1週間程度かかりました。
■試験前にやっといたほうがいいこと
環境チェック前にやっといた方がいいなと思ったことは下記です。
- トイレ
- 飲み物の準備
- ティッシュペーパー
試験始まると中断することができないので、事前にトイレは行っときましょう!
トイレしたいと思って集中できなくなる可能性もあります。
加えて試験で焦ると喉乾いたりするので、近くに水など飲み物もあるといいと思いました。
ティッシュペーパーは私が鼻炎ということもあったので必要でした。笑
あくまで一例ですが、試験を受けるにあたって自分がやりやすい環境を事前に整えておくことはめちゃくちゃ大事です!
試験ってけっこう緊張するので、そういった細かな環境作りもしていきましょう。
Tableau試験対策に役立つおすすめコンテンツ
Tableau Desktop Specialist試験を受けるにあたって、さまざまなコンテンツをやってみました。
その中でもおすすめの勉強法やコンテンツを紹介します。
おすすめの勉強法
おすすめの勉強法は下記です。
- 初めにTableauの無料トレーニングビデオやUdemyを観る
- TableauPublic(無料)を使用してサンプルデータを解く
- わからないところはTableau公式のヘルプを見る
- Tableau公式の例題を解いたり、練習問題を解く
この流れを繰り返していくのが合格に近づくと思います。
- 初めにTableauの無料トレーニングビデオやUdemyを観る
はじめてTableauを触る人や、Tableauってなにができるのか、そしてTableauの基礎的なものを把握する上でもいい教材だなと思いました。
なんといっても公式が出しているものなので間違いないです。
Udemyに関してはTableauの資格試験合格に関しての動画がわかりやすく噛み砕いた形で上がっているのでおすすめの勉強法です。
- Tableauを使用してサンプルデータを解く
これが一番効果的だなと思います。
Tableauをインストールするとサンプルスーパーストアというデータがあるのですが、こちらを活用してVizで利益率の出し方を把握したりしながら勉強できます。
- わからないところはTableau公式のヘルプを見る
公式ヘルプのデータ量が非常に多いので、試験問題のような考え方を学習できるなと思います。
こちらもTableau公式なのでうってつけです。
- Tableau公式の例題を解いたり、練習問題を解く
公式が数問例題を出してくれているので、これを解いていくと試験本番の時に役立ちました。
これらの回答を迷うことなく、答えられるレベルまで持っていければ合格の可能性が高まります。
理解したことを自分の言葉で説明できるレベルなら問題ないです。
おすすめコンテンツの紹介
無料トレーニングビデオ
Tableau無料トレーニングビデオ
タブローソフトウェア
Udemy
Udemy
【基礎編】Tableau(タブロー)で実践!ビジネスユーザのためのデータ集計・視覚化・分析
Udemy
【応用編】Tableau(タブロー)で実践!ビジネスユーザのためのデータ集計・視覚化・分析
Udemy
セール時に購入するのがお得です。
セール時だと90%オフなどになるので、1500円〜購入できることもあります。
セール時の期間は2日間程度と短いです。
セールがいつ始まるかはわからないですが、月に3,4回はあるので見逃さないようにしましょう!
過去問など
試験の準備ガイド
https://mkt.tableau.com/files/TableauDesktopSpecialist_ExamGuide_JP.pdf
タブローソフトウェア
Tableauツール
TableauPublic
タブローソフトウェア
Publicは無料で使えるのものです。
TableauDesktop
引用元
タブローソフトウェア
こちらはTableauDesktopを使う上ですべてのツールが揃っているものです。
14日間の無料トライアル期間があるので使ってみるのもありです。
Tableau試験を通じて感じたこと
受ける前はネットなどで調べると、意外と簡単に受かるみたいなこと書いてあります。
しかし実際に受けてみると甘くないので、舐めてかからない方がいいと思いました。
ただエンジニア経験がベースにある人は受かるかなと思います。
しかし本当に初心者の人はしっかり準備して対策しないと受からない試験だと思いますね。
まとめ
今回の試験はパスポートを使用したり、試験監督が英語だったりなど今まで日本語試験しか経験がない私にとっては、戸惑うところが多かったです。
ただ実際に受験した人の経験談を、事前に知っておくことでハプニングなど予期せぬ出来事を減らすことができます。
なのでこれから受ける人には参考になればいいなと思い、今回記事を書きました。
ぜひこの記事を参考に資格合格してもらえれば嬉しいですね!
↓Alteryx Designer Coreについてはこちら↓
Tableauを使用するお仕事はコチラからご確認ください。→Tableauを使用する仕事を探す